約 2,483,336 件
https://w.atwiki.jp/398san/pages/332.html
《サイバー・エンジェル-弁天-》 儀式モンスター 星6/光属性/天使族/攻1800/守1500 「機械天使の儀式」により降臨。 フィールドか手札から、レベルの合計が6になるようカードを生け贄に捧げなければならない。 このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの守備力分のダメージを相手LPに与える。 光属性・天使族の儀式モンスター。 サイバー・エンジェルの一体であり、モンスターを破壊し墓地に送ることで守備力分のダメージを与える誘発効果を持つ。 攻・守共に低く、素の状態ではモンスターに戦闘で勝つことも難しい。 劇中で明日香がしていたように《リチュアル・ウェポン》などで強化する必要があるだろう。 原作・アニメにおいて― アニメGXにおいて明日香が使用。 「明日香VS万丈目」戦では《おジャマトリオ》のおジャマトークンを生け贄に特殊召喚された。 《おジャマ・キング》を戦闘破壊し、効果により万丈目のライフを0にした。 「明日香VS吹雪」戦では《契約の履行》により蘇生した《サイバー・エンジェル-韋駄天-》を生け贄に特殊召喚。 《褐色のウォリアー》を戦闘破壊して効果ダメージにより止めを刺した。 「明日香VSソムリエ・パーカー」戦でも手札の《サイバー・エンジェル-韋駄天-》を生け贄に特殊召喚。 《リチュアル・ウェポン》で強化され、《酒豪神 バッカス》を戦闘破壊して大きくダメージを与えるが、 《発泡美人 シャンパーヌ》に攻撃力を下げられて《ビッグ・ヴィンテージ マグナムートン》に破壊されてしまう。 攻撃名は「エンジェリック・ターン」。 神話・伝承において― 弁天(べんてん)という財宝を司る仏教の神。 本来は仏教の尊格だが日本では神道の神とも見なされている。 関連カード 《機械天使の儀式》
https://w.atwiki.jp/aquarianagetcg/pages/3017.html
Break Card イレイザー 3F/1C [[マシン]]/[[ゴースト]]/イレイザー 4/6/4 【“SARASA”のみ[[ブレイク]]可能。】 [[シールド]]/バインド1/チャージX Xは全てのプレイヤーの[[ダメージ置き場]]にある[[ブレイクカード]]の枚数の合計に等しい。 ≪このカード≫は、イイイイイイ1のブレイク条件のないカードとして[[セット]]宣言可能。 1:目標の≪ダメージ置き場のカード1枚≫を、その[[オーナー]]の手札に戻す。≪この[[エフェクト]]の[[コスト]]≫をあなたのダメージ置き場に置く。 1:[[メインフェイズ]]終了時まで、目標の≪[[キャラクター]]1人≫に、全てのプレイヤーのダメージ置き場にあるカードの勢力全てに対するレジスト・プロテクトを与える。 No.2650/2661 Rarity R/SP Illustrator 榎宮祐 Expansion 修行者の魂 カード考察 修行者の魂収録の2段ブレイクに共通した、6F1Cでこのカード単体でブレイクできる2段ブレイクの上段である。 通常の2段ブレイクと異なり、下段が手元になくともブレイクできるチャンスがあり、上段だけをデッキに投入するというこれまでにはない構築も可能なのが特徴。 2段目になることで元々持っていたシールドに加えてバインドまで加わり、落とされにくくなった。 黒でバインドを持っているブレイクは少なく、バインド1を持っているネームは、実用的でないGAを除くとSARASAとEX環境で使用が厳しくなったピュア・ハート“メアリー・ピュア”のみである。 1番目のエフェクトはラプンツェル同様にダメージ置き場を操作するもので、自身のもつチャージの値をコントロールできるようになっている。ただしSARASAが出るタイミングは終盤であることが多いためこちらのエフェクトを使用する機会はそこまで多くない。 2番目のエフェクトは黒にはあまりないキャラクターを守る能力であるため、耐久が低く除去耐性の低い黒では有用に使用できる場面が多い。きわめて稀な状況ではあるが、相手のダメージにメイン色が出ておらず、エフェクトが意味を成さないことがあるため注意。 分類イレイザーを得たことで素体調達が1段に比べ圧倒的に楽である。迦陵頻伽など、黒はキャラクターが横に並ぶ展開が多いため6ファクターは意外と捻出しやすい。そのため見た目のコスト、ファクターより2段の素出しが成立することが多い。 またネームレベルのブレイクを1コストで増やせるため、赤竜女王“ロッソ”、エンジェルインパクトなどのネームレベルかつブレイクであるキャラの数を参照するカードと相性が良い。 ○関連カード デジタルプログラム“SARASA”
https://w.atwiki.jp/overmass/pages/467.html
固有名称 エンジェル 基本名称 鳶一折紙 レアリティ ★5 タイプ 速 ロール エンハンサー 種族 精霊種 攻撃タイプ 魔法 コラボ デート・ア・ライブⅢ ※MAX スキル最大・親密度最大時 ステータス LV100 MAX HP 7,223 7,723 攻撃力 5,666 7,099 防御力 2,890 3,618 素早さ 362 412 スキル 集団全能力強化(中) (マス・フルポテンシャル+) 奥義ゲージ+9~14 MP3 味方全体に3ターン、攻撃力+40%味方全体に3ターン、防御力+35% 防御強化(中)/物理無効 () 奥義ゲージ+6~9 MP2 味方単体に3ターン、防御力+50%味方単体に1回の物理ダメージ無効 光剣 (カドゥール) 奥義ゲージ+9~14 MP5 敵全体に1回の物理攻撃(光)敵全体に3ターン、防御力-25% 精霊殺し パッシブ 物理攻撃力+10%光エレメント強化+20%精霊種キラー+30% 素早さUP パッシブ 素早さ+10% 奥義 砲冠 (アーティリフ) Lv1 敵全体に1回の物理攻撃(光)敵全体に3ターン、攻撃力-30% Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 敵全体に1回の物理攻撃(光)敵全体に3ターン、攻撃力-45% 評価 良い点 味方全体の攻撃力と防御力の強化が可能。 味方一人の耐久性を上げられる。 敵全体を攻撃しながらデバフを与えられる。 悪い点 攻撃力はさほど高くないためダメージはあまり高くない。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bitacolle7/pages/2308.html
名称:【TA3】レッドエンジェル レアリティ:☆7 属性 火 一覧番号 0479 入手先 入手先1:進化 【TA3】遥入手先2:入手先3: レベル 1(99) HP 2743(4124) 攻撃力 537(820) 治癒力 188(304) コスト 7 売却価格 ??? 進化必要素材 進化先 必殺技:エンジェル・トルネード 必要ターン数 22(17) 効果(Lv1) 発動したターン、攻撃力を1.75倍して、4thリール全てを火水木に変換する。 効果(Max) 2ターンの間、攻撃力を1.75倍して、4thリール全てを火水木に変換する。 リーダースキル:レッドエンジェルのシマシマ 味方火属性の攻撃力が2.4倍、HPが1.1倍、治癒力が1.5倍になる。
https://w.atwiki.jp/1548908-card/pages/1297.html
サイバー・エンジェル-荼吉尼- 儀式モンスター (TF2オリジナル) 星8/光属性/天使族/攻2700/守2400 「[[機械天使の儀式]]」により降臨。 このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するモンスター1体を相手が選択して破壊する。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 解説 サイバー・エンジェルの中でも最もステータスが高い主力格。 特殊召喚時にモンスター除去の効果を発揮し、戦闘においては貫通能力を持つサイバー・エンジェルの1体。 破壊するモンスターは相手が選ぶため、黄泉ガエルやトークンなどがいる場合はそちらを選択されてしまうだろう。 逆に相手フィールド上にモンスターが1体しか存在しない場合は狙ったモンスターを破壊できる。 基本的に闇の支配者-ゾークと似たような働きをする。 こちらはモンスター破壊は召喚時のみで破壊するカードは相手が選択するが、確実性と貫通能力を考慮すればこちらの方が上。 デミスドーザーにおいては終焉の王デミスと並んでかなりの戦力になるだろう。 意外と気付きにくいが、モンスターを破壊する効果は儀式召喚だけではなく、特殊召喚全般で発動する。 つまり、限定解除を使用しての特殊召喚や、正規召喚後の蘇生でも問題無く発動する。 また、自身が天使族なので高等儀式術と併用することで天魔神召喚のサポートにもなりやすい。 関連カード 機械天使の儀式 サイバー・エンジェル-韋駄天- サイバー・エンジェル-弁天- ゲーム別収録パック No.無し DS2009パック:パック:-(P)09:-(P)09 未チェック DS2008パック:パック:-(P)08:無し PSPTF3パック:パック:-(P)TF3:タッグフォース・フォーエヴァー(P)TF3 未チェック DS2007パック:パック:無し DS SSパック:パック:無し DS NTパック:パック:無し パック:(P)・チェッカーフラッグ(P) PSPTF2パック:パック:デッキの中の小さな太陽(P)TF2:チャッカーフラッグ(P)TF2 TF2オリジナル 未チェック PSPTF1パック:パック:無し PS2TFEパック:パック:-(P)TFE:チャッカーフラッグ(P)TFE? 未チェック
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/5000.html
│ステータス│入手方法|詳細情報|性能|性能比較│その他│コメント│ クック・ハート No.1348 礼装名 クック・ハート 初期 最大 Rare 5 LV 1 100 Cost 12 HP 400 1600 タイプ イベント期間限定/イベントボーナス ATK 250 1000 自身に無敵状態(2回)を付与 2回 2回 &Busterカード性能をアップ 10% 15% + ゴッド・アローのドロップ獲得数を増やす【『カルデア・ビター・バレンタイン2021』イベント期間限定】 1個 2個 詳細情報 イラストレーター なもり 解説 雲のように柔らかいパンケーキに、 夢のように甘い蜜と果実を添えて。 いつかあなたがくれたときめきを、 私もお返しできたらいいのだけど。 あなたがくれたドキドキは大きすぎて甘すぎて、 いつまで経っても返しきれないわ! これはもう、一生かけて寄り添うしかないと思うの! ねえマスター、あなたもそれがお望みでしょう? 入手方法 性能 効果比較 + 無敵状態 No. Rare Name Cost 初期HP 初期ATK MAXHP MAXATK 効果対象 上昇値 最大解放 備考 079 5 グランド・ニューイヤー 12 750 0 3000 0 無敵状態(1T) - - ターゲット集中状態(1T)弱体耐性 10%[20%] 552 5 アズ・ユー・ウィッシュ 12 750 0 3000 0 - - NP獲得量 25%[30%] 944 5 ビター・スイート 12 0 500 0 2000 無敵状態(2回) - - 宝具威力 25%[30%] 1285 5 イノセント・ブルー 12 400 250 1600 1000 - - Arts性能 10%[15%] 1348 5 クック・ハート 12 400 250 1600 1000 - - Buster性能 10%[15%] 1468 5 エンジェル・ハート 12 400 250 1600 1000 - - Quick性能 10%[15%] 185 5 月霊髄液 12 750 0 3000 0 無敵状態(3回) - - 与ダメージプラス200[500] コメント 名前
https://w.atwiki.jp/battleofangel/
バトルオブエンジェル攻略メモ タイトル 究極錬成★バトルオブエンジェル ジャンル デッキバトルRPG 対応機種 iOS 5.0以上 配信日 2013年6月27日 メーカー名 フリュー株式会社 URL http //itunes.apple.com/jp/app/id654030347 公式twitter https //twitter.com/battleofangel お知らせ ただいま更新中です。 サイトについて ただいま更新中です。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/934.html
どうも猫です。 注意事項 自分設定のオンパレードです。 変なオリジナルゆっくりがでます・・・。 現代設定。 暴力シーンが含まれております。 無駄に長いです ---------本編------------------ 「れいむはうーぱっくにのらないでおそらとびたいよ」 この一言が全ての始まりだった。 僕はれいむの飼い主でただの会社員である。 「れいむ・・・」 「ごめんね・・・いまのはゆっくりわすれてね・・・」 そう言い残すとれいむはぴょんぴょんと寝床へ飛び込んだ。 その後れいむの泣きじゃくる声がしばらくこの部屋に響いた・・・。 翌日。 僕は友人の家へ来ていた。もちろんれいむも一緒に。 この友人はゆっくりの生態観察や製品開発に携わっており、こいつが出版している「ゆっくり大辞典」はゆっくりを飼う場合には 推奨されるほどの完成度で好評である。そして僕とは学生時代からクラスメートである腐れ縁でもある。 その友人が飼っているゆっくりまりさがこちらを見つけて 「ゆっ!れいむ!ゆっくりしていってね!」と話しかけてきた。 れいむも「ゆ!おにいさんあそんできてもいい?」と聞いてきた。 僕は「行っておいで」とれいむに声をかけたときには既にまりさと一緒に庭へ跳ねていった後だった・・・。 「実は昨日れいむが・・・」僕は昨日の経緯を説明し協力を頼んだ。 「ふむ・・・状況は分かった・・・が出来ると思っているのか?」真剣な表情で僕へ聞く友人。 「現状じゃあ無理だろ」僕は言い返したが・・・。 「いや、可能だ」友人はうっすらと笑って返答した。なんかしゃくに障ったので一発殴っておく。 基本僕はゆっくりや人間に手を上げることはしないがこいつに限っては遠慮も躊躇いもない。 叩かれた部分を摩りながら友人は説明を続けた。 「ゆっくりはほとんどは思い込みで動いている・・・これは証明されてる。そもそもゆっくりとは・・・(中略)というものなんだよ」 「訳分からないんだが・・・」僕は専門用語が散りばめられた友人の熱弁をばっさりと一刀両断。 「よし!分かった、お馬鹿で学生時代に下から数えたほうが早い順位に居た君にも分かりやすく説明してやろう!」 ニヤニヤと笑っていた友人に見下されている気分がしたのでさらに一撃。 「相変わらず暴力的だな・・・君は」友人は小さく「おぉ痛い痛い」と言いながらまりさとれいむを呼ぶ。 「こいつ・・・案外マゾか?w」僕は友人の「おぉ痛い痛い」と同じぐらいの音量でつぶやく。 「ゆ!おにいさん、なんのよう?」まりさはぽよんぽよんと縁側に乗る。れいむもまたその後に乗ってきた。 「何・・・簡単なことさ、君たちは鳥が何で飛べるか知っているかい?」友人はまりさたちに聞いている。 「「そんなのかんたんだよ!はねさんがあるからにきまってるよ!!」」見事なシンクロした口調で答えた。 僕は「抱きしめたいな!れいむっ!!」と心の中で叫んだが心の奥底に封印しておく。 「よし、ご飯にしようか」友人がそう言った瞬間れいむ まりさは目を輝かせている。 ・・・「よだれが出てるぞ、れいむ」と言いたかったがこれもこれで可愛いので黙っておく。 「「むーしゃむーしゃ!しあわせー!」」2匹の声のハーモニーを聞きながら僕は友人に聞いた。 「んでさっきの質問とれいむが空飛べることとどう関係しているんだ?」友人は予想してたかのようににやけながら・・・。 「なんだ、そんなことも分からないのか。馬鹿なの?ゆっくりにとって体の機構なんてどーでもいいんだ。れいむが空を飛べると思い込ませられればそれで飛べてしまうんだ」 友人はやはり見下している感じで僕へ説明を続ける。れいむには「優しいお兄さん」ということで居たいためここでは殴れず歯を食いしばって耐えた。 「そのためにはその思い込みを確信に変えるためのパーツが必要なんだ、それが羽だ!」友人が僕に向かって人差し指を立てた。僕の中の堪忍袋の緒がブツっと切れた。 「れいむ~まりさ~少しでいいからゆっくり目をつむって欲しいんだ」僕は優しく問いかけた。友人が「やば!」という表情をしている。 「「ゆっくりりかいしたよっ!!」」ゆっくりは物分りが良くて助かる。そして僕は友人にコブラツイストを決めた後に目を瞑っているのに 口を開けっ放しになってる可愛らしい2匹の口にご飯を入れてやる。 「ゆ!やっぱりれいむのおにいさんはやさしいね!」まりさは僕を褒め称える。 「じまんのおにいさんだよ!」れいむも照れている・・・僕は激しく萌えた。 羽の製作は友人の知り合いの和菓子の専門家に依頼することにした。友人は「人件費で1億円くれ」と言っていたが数秒後には「タダでいいぜ・・・」と言っていた。 その日は仕事は休みなのでれいむと自宅で遊ぶことにした。 数日後の休日。 友人から「ゆっくりの羽が出来たけど僕がむーしゃむーしゃしていいかな?」と電話が来た。明らかに誘っている・・・なら乗ってみるか。 「いいともーーー・・・って言うわけねーだろ!」僕は一方的に電話を切りれいむを抱えながら友人宅で急いだ。 あいつなら本気で食べかねない・・・。 友人がニヤニヤしながら家の前で立っていたので僕はれいむの抱えてないのほうの腕を横に伸ばして友人の隣を減速せずに駆け抜けていった。 どうみてもラリアットです。本当にありがとうございました。 「ゆゆ!おにいさん!いきすぎだよ!」れいむは僕に注意した。もちろんラリアットなんて知ってるわけもないが・・・。 まりさが「おにいさんどうしてたおれてるの?」と木の棒で白目をむいてる友人をつついている。 とりあえず友人はれいむへの羽の接合手術を始めた。僕に出来ることはれいむの無事を祈るしかなかった。 30分後・・・友人が出てきた。 「どうだった?」僕は友人に真剣な表情で話しかけた。 「いや・・・」友人はバツの悪そうな顔をして顔を背けた。 「もしかして・・・れいむは・・・」僕の脳裏に最悪な光景が浮かぶ。 「いや・・・トイレに行くだけさ」友人はニヤニヤしながら僕の肩を叩く。 とりあえず3発パンチをぶち込んでトイレに行かせた。 さらに1時間後・・・友人が出てきた。 「まさか・・またトイレとか言うんじゃないだろうな?」僕は同じオチはないと思いながらも問いかける。 「成功したよ、どうぞこっちへ」友人は僕を自称・手術室へ入っていった。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・・」と寝息を立てるれいむ・・・しかしその背中には天使の羽が見事についていた。 「おぉ・・・すごいな・・・」僕はれいむに見とれていた。 「この瞬間、ゆっくりれいむと人間の禁断の恋が始まりました・・・」友人が勝手なナレーションを入れたので僕は蹴りを入れておいた。 眠っているれいむを起こさないように自宅へ帰ってきた。 「ゆっくりしたらはねさんがはえてきたよ!!」れいむは喜んでいるようで僕はとても幸せな気分になった。 「うんうん、喜んでくれて僕も嬉しいよ。さぁ、僕にれいむのゆっくりした姿を見せてくれないか?」僕はれいむを撫でながら言った。 「ゆ!ゆっくりりかいしたよ!!ゆっくりみていってね!!」れいむはついたばかりの羽で空を飛んで・・・天井にぶち当たった。 「おい・・・大丈夫か?」僕は落ちてくるれいむをキャッチしてぶつけたところを撫でていた。 「ゆぐっ・・でもれいむはあきらめないよ!!」きっと手足があればファイテングポーズを取っているに違いない。 さらに数日後にはれいむは自由に空を飛びまわっていた。 「おにいさん!れいむは空を飛べるようになったよ!!」・・・いつの間に漢字使っているんだ?羽が生えたから知性が上がったというのか・・・。 でも僕にはそんなことはどーでもよかった。れいむは満面の笑みで空を飛び僕はその煌びやかに光るれいむの羽と太陽の光が交わる光景を眺めているだけで 幸せなのだから・・・。 余談だが、友人はそれから「ゆっくり専用の羽」を販売開始し、一部のゆっくりには天使の羽が生えて空を飛んでいるのはまた別のお話である。 ------あとがき-------- コメディ調にしようとしたらおにいさんが友人をフルボッコにするSSになってしまった・・・。 とりあえずオリジナルぽい(既存だったらごめんなさい)このエンジェルゆっくりは自由に使っちゃっていいですよ。 天使の羽が生えたれいむ・・・想像すると可愛いけど・・・絵心が無いんでSSで表現しました。 これはイイですね~♪ ほのぼのした天使ゆっくりという感じで、見ていて幸せな気分になれました。 -- 名無しさん (2009-03-18 16 50 00) 天使の生えたゆっくりなんて・・・想像しただけでマジ鼻血でる♪ -- 名無しさん (2009-04-29 03 29 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dimension0-mobile/pages/94.html
No.0061 グッバイ・マイ・エンジェル ストラテジー:指定なし 召喚コスト:青2無2 移動コスト:- パワー:- スマッシュ:- レア度:アンコモン 特殊能力 フィールド全体からユニットを1体選び、持ち主の手札に加える。
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/42.html
一見、中空に浮いた中世の城を模したエントランスでも、周囲は厳重にセキュリティに守られ、不審者は自動攻撃レーザーが排除する。レセプションにはそうそうたる顔ぶれが集まると来ては市側も神経を尖らせないわけには行かない。 足元のガラスの階段の下に街のネオンが透けて見える。母をエスコートしてホールへの階段を上るイザークが、イブニングドレス姿のエザリアに手を差し伸べる。意識して化粧した母の容貌は息子の贔屓目を抜きにしても素晴らしく美しいもので。 ばかばかしい。 会う人ごとに美しいと賛辞され、更に自分がその母にそっくりだと言われるのだ。稀なブルーの色合いとラインの美しさが勝負のイブニングドレスとは正反対の、前時代的なフォーマルを身に纏っていると言うのに。イザークはその身を銀の刺繍地のスーツで包み、スタンドカラーに白のレースタイ、パールのカフスを加え、髪を後で括った全身白銀の出で立ちであった。 華やかなホールに集う参加者も皆、似たり寄ったりの格好で談笑の花があちこちで咲いている。 「相変わらず、お美しい」 手のひらを寄せて口付ける男性にエザリアも気後れせず応対する。 「ご子息もご立派になられた」 「まだまだ不精者で、今日もようやく引っ張り出してきましたのよ」 日々、評議会で手腕を振るう施政者としての母の顔。 「エザリア女史をここまでてこずらせるとは、それはまた頼もしい」 はっきり言ってイザークはこういった、腹を探り合うような会話が好きではない。探るような視線で自分を値踏みする。官僚にしても経済人にしても、どれだけの利益をもたらすか、ただ将来を見据えて自分と言葉を交わすのだ。 だから、条約締結に携わった外務次官と言えども会話が続かない。夫婦同伴で会場の男女の数はかけ離れて女性が少ないわけではないのだが、評議員とあってエザリアには多くの来場者が一言挨拶を述べに来る。そのたびに似たり寄ったりの応対を迫られたイザークがそろそろこの場を離れたいと思ったとき、エザリアが見つけた相手に自ら出向いた。 「会えるのを楽しみにしていたわ、レノア!」 「まあ、エザリア」 母の駆け寄る相手に挨拶をしようとして、イザークは目を瞠った。母の前に立つ女性、それがあまりにアスランにそっくりだったからだ。柔らかい笑みと女性らしさを除けは、髪も瞳も顔立ちさえ、生き写しだった。美しい朱桜色のドレスを誉める事すら忘れていた。 「イザーク。何を見惚れているの、挨拶なさい。こちら、プラント会長のレノア・ザラ。うちの息子が失礼をしたわ」 やはり、うわさは本当なのだな。 パーティの華となっている二人の女性を遠めに見て、イザークは目立たぬように壁の花となっていた。レノア・ザラと名乗る女性は後ろに重役やボディガードを従える、あのプラントのトップなのだと言う。温和な雰囲気からはとてもそうは見えないとイザークは思う。 ペットロボットの最高級ブランド、プラント。本物そっくりの芸術品を世に送り出す、不世出の技術を誇る会社は、その裏では最大のテロ支援企業とも言われている。ペットロボ会社がテロ活動を支援して、社会不安を煽っていては企業活動に反することになるが、プラントは純粋にペットロボだけを作っているわけではない。グループ企業の末端にある関連会社ザフトが扱っているのは、その高い技術力を応用した兵器であった。 それにあの顔。 奴の得たいの知れない武器はプラント製の武器と言うことか? いつも素手で天使を屠っているように見えるが、本当に素手で天使を倒しているとは思っていない。何かカラクリがあるのだと睨んでいたが・・・。自然と険しい顔つきになるイザークに話し掛ける兵の女性はここにはおらず、イザークはレノアを観察する。母のように表情に幅があるわけではないが、優雅な大人の女性である。 「ご母堂を放っておいていいのかね」 しかし、臆せず話かける男がいた。怪しい事この上ない、金髪長髪の仮面をつけた男だった。 一切の暖かさを排除して初対面の男を睨みつける。 「失礼だが、貴殿は?」 「これは失礼。私はラウ・ル・クルーゼ。これでもプラント重役会の末席に名を連ねていてね」 手にシャンパングラスを持つ姿は、確かに堂に入っていて、ただの参加者ではない。今回のレセプションの参加者は一通りチェックしたつもりのイザークは内心舌打ちする。 この男、ノーマークだったな。 年齢不詳の、どちらかと言えば若い部類に入る男がにこやかに談笑する二人に視線を向ける。 「女二人が集えば、かしましい、とね。君の話題で持ちきりだよ」 「私の?」 できればお近づきになりたくないタイプだが、相手がプラントの重役では無下にあしらう事もできない。 「二人とも年頃の息子を持つ身だから、話題が尽きないのだろうね」 イザークの方から会話を存続させるなど全く珍しいことで、先ほどまで思考の中心だった懸案事項が飛び出して思わず聞き返していた。 「ご子息がおられるのか」 「めったに人前に出ないがね。君と同じくらいの年齢だと思うが・・・」 さぞや似ているのだろうと、問いだそうとしてイザークはクルーゼの背後を移動するボーイが目に入った。黒いスーツにどことなく着せられている感があるが、そう、夜の街の狭間で幾度となく顔を合わせた第7機動隊の稼ぎ頭。 なぜ、こいつがここにいるっ! 僅かな表情の揺れだけで驚きを納めると、浮き足立った感情がさっと引いていく。 「母が呼んでいるようです。失礼」 どこがそんな風に見えるのかという突っ込みはおいて置いて、イザークは強引に会話を打ち切った。人込みの中に銀のスーツ姿を滑らせてエザリアとレノアの輪に向かう。 「セブンスフォースか」 クルーゼの呟きを聞きとめる間もなく、イザークは会場に散らばる天使達を捕らえていた。給仕のボーイや、警備関係者として数人が紛れ込んでいる。 迂闊だったな。対テロ条約など、あいつらにとっては邪魔でしかないだろう。 何を掴んでいる? 「噂をすれば、だわ。イザ―――」 エザリアの言葉は最後まで叶わなかった。 シャンデリアが2回ちらついて、ホールの通風孔から白い煙が降りてくる。 「母上っ!」 明かりが戻ったそこは、逃げ惑う参加者と、会場出入り口を封鎖する警備関係者だった。そこここで小競り合いの怒声が起きるのを、母の傍らに立つイザークは聞く。目の前のプラント最高責任者の女性はいたって落ち着いており、同じように重役やガードマン達に囲まれている。 「テロ・・・でしょうか」 「そのような事を軽軽しく口にしないで」 評議員本人の前で、条約締結のレセプション会場がテロに遭うなど、例え真実でも口には出せない事柄だった。重役の一人がこぼした一言を咎めるようにレノアが制し、申し訳ないと言った表情をエザリアに送る。 「条約締結直後から早速標的とはな、先が思いやられる」 「そのための条約でしょ」 白い煙がホールの床を這うはじめてようやく、避難誘導が開始された。主催者である都市の外交部責任者がマイクで会場の空調設備の不具合をつたて、兼ねてより予定時間も差し迫っていた事とあわせて本日のレセプション終了を告げる。 4つの会場出口から人数をカウントされながらフロアーを後にする最中も、イザークは天使達の動向に気を配っていた。 ストライクは反対の中二階の出口。 しかし、警備はどうなっているのだ。このような事・・・あってはならぬことなのに。 母を差し置いてイザークが何かを言うことはできないとは言え、市政府の面子を潰すような出来事に危機管理責任者を問い詰めたい心境であった。サイレンや館内放送など一切ない、静かな避難活動であった。 それほどこの条約が気に食わないと・・・? 確かに面白くはないだろう、だが、参加者の中にはスレイヤーに好意的な人物がいないわけではない。ましてプラントトップもいる。第一、ギルドに纏められているとはいえ、スレイヤーは皆大規模な団体行動など適さない。 ぞろぞろとエレベータホールに人が集い順番を待つ。よくできた騎士像が紳士淑女を出迎えるはずのエレベータホールも、今は芋を洗う人でいっぱいであった。誘導にしたがって階を変え、エントランス前のホールに出る。途中、スレイヤーにやられた天使のエンジェルコアが瀟洒な通路に漂っていた。 「一斉に退去したのでは、主要なエントランスは大混雑だろうに」 「母上、そのための控えフロアなのでは」 街のアイスクリーム屋に並ぶのではないから、参加者はそれぞれのエアリムジンが到着するまで控えのフロアに通される。 そして、事態を説明する人間の最後尾にイザークはストライクを見つけるのだった。 その少し前、イザーク達とは別のグループの避難を任されたセブンスフォースは、中二階の出入り口からエントランスへと参加者を誘導していた。キラも第7機動隊のベストを着て、参加者を散らばらせないように最後尾を歩く。隊列を乱す参加者に離れないようにと言ってわき道にそれないようにして、横の通路の先に目を留める。並び立つ騎士のレプリカを照らす明かり。 ・・・あれって。 ベルベットの絨毯からぽぉっと浮かび出てくるものがあった。淡くゆらゆらと漂う光は、紛れもなくエンジェルコア。そう認識した途端、キラは『はぐれないように』と言ったそばから、通路の先に駆け出す。 思ったとおり、それはエンジェルコアで、こんなに間近で接するのは久しぶりだった。 マリューさんの話が本当なら、僕はこれを運べるはず。 しかし、一度も運び方なんて教えてもらっていない事に呆然として、そうしてキラが実行したのは、ただ両手で包み込む事。 手のひらに感じる微かな温かみ。指から漏れる弱弱しい光。 「やったっ」 ただ掴めただけなのに、一仕事終えたような達成感。キラは肩の力を抜いて、通路を戻ろうとすれば、後に立っているマリュー。 「やっぱり・・・キラ君ならできると思っていたわ。自然とエンジェルコアの扱いも分かるのね。卵を包み込むようにって」 嬉しそうな笑みにキラは複雑な気持ちになる。自分で思いついたわけではないのだ。ただ、あの時、彼がこうやって小ビンを両手で包んでいたから。それを自分は思い出しただけ。 「これ、どうしますか。このままってわけにも」 「少し穢れているけど大丈夫。これに入れてちょうだい」 そう言ってマリューが懐から取り出したのは、小さな透明な入れ物。確かに卵のような形をしたカプセルで、軽くひねると二つに割れた。砂を落とすようにコアをその中にすべり落とす。透明だと思ったガラスの容器が虹色に光って、蓋をすると微かに光がスパークする。 ずっと綺麗なスパークを見たことがあるキラは、その光が消えそうだと寂しげに思った。 「それは貴方が持っていて。今度こそ大丈夫だから」 遅れて通路に戻った時、そこにナタルを見つけてその理由を知った。 ローエングリンが撃たれるのだ。 「まだ参加者の誘導が終わっていないグループがあるらしいから、そっちへ回ってくれる?」 マリューの指示どおりキラは下の階へと向かう。ぞろぞろと歩く参加者達は、やはり街の有力者や経済人で、普段のキラからは想像もつかないセレブな人たちである。知り合いなどいるはずもなく、一生着ないと思われる服装に目が行った。 うちの母さんじゃさまにならないよな。って言うか僕もあんなスーツ着ろって言われても困るし。そしてキラの視線は派手ではないが刺繍細工が施されたスーツに目が止まる。 ああいうのならちょっといいかもね。格好よくて。 なんて言うの、中世? 男のくせに髪の毛縛ったりしてさ、すごい銀髪だ。 宝石みたいな真っ青な目・・・そこまで認めて、キラは息を呑む。 向こうは最初からキラが見ていたことに気が付いていたのか、こちらを見ていた。見事なサファイアブルーに見覚えがないはずがなかった。服装チェックなどしている軽い気持ちは吹き飛んでしまう。 イザーク。 傍にいるのは母親だろうか。外見がそっくりだった。夜の都会で垣間見るスレイヤーの彼とは雰囲気がまるで違う。違うのに、やけにしっくり来る出で立ちに、不意に怒りが込み上げてくる。 「スレイヤーのくせに・・・」 キラの呟きが聞こえたのか、そうでないのか、相手が目を細める。群集がいなければこんなチャンスなどないのに、アグニを手にしてないことをこれほど悔やんだ事はなかった。 にらみ合って数分もしないうちに、エントランスの混雑が収拾したと報告に来た警備の人間から連絡は入る。キラは仕方なく、手分けして情況を説明する。この異常事態にテロじゃないのかと詰め寄る参加者もいたが、ここは努めてそうではないと言った。微かに銃声が聞こえる中で、キラの子供っぽい顔つきでどこまで信用されたのかは疑問だった。 「こちらから。気を付けてください」 SPに囲まれた女性を誘導する。朱桜色のイブニングドレスの女性は黒いショールで珍しく首まですっぽり覆っていた。耳を飾るエメラルドが瞳と同じ色で・・・。 ―――えっ!? あまりに似すぎていて。護衛が暗にどけと手で合図するのにも関わらず前に立ち尽くす。 「ありがとう」 護衛に守られるように顔を見せて優雅に微笑む女性が、キラの目の前を通り過ぎていく。直ぐにSPに覆われて後姿さえ見ることができなかった。 「あれがプラントの総帥。驚いたね。まさかあんなに美しい女性とはな、うちの氷の女王と張るな」 フラガが誰と対比しているのかそれとなく分かってしまい、彼を探した。この騒ぎの中でも独特の空間を作っているそこに、氷の女王ことエザリア評議員と、その血縁であるであろう彼がいる。あたりを見回せば、先ほど見送ったばかりのプラントの一団の傍にいて、エザリア評議員と例の女性が話している。そこに銀髪の彼が加わる。 すぐにエントランスに向かうはずが、その一団は動きを止めて後続の参加者に道を譲るではないか。 「順番なんですから、早くしてください」 慌てて駆け寄るキラの横を通り過ぎる彼が一言。 「今出て行くなど、自殺行為だ」 非難するように進めるキラを遮って、イザークがキラの腕を掴んで止める。見下ろされる青い瞳には特に何も感情が浮かんでいないように見えて。キラは慌てて振りほどいた。 「どういう意味ですか」 周囲の視線が痛い。一介の警察関係者のキラと目立つ容貌のイザークでは迫力が違う。それでも、ここでの主導権はセブンスフォースにある。じきに発射されるローエングリンのことを考えても彼らはすぐにこのビルを立ち去るべきだ。 「外ではテロリストの襲撃が起こっているのだろう。安全確保が先じゃないのか」 「違いますよ。ビルの空調設備の不調です」 レセプション一つ満足に開催できない街の警察機構の実態を露にできない。外にテロリストが集っている今は一斉に葬るチャンスでもあり、時間がない。 「それにしては仰々しい対応だな」 これ以上何を言えって言うんだ。視線は逸らさずに、でもキラは助け舟を求めていた。そこに飛び込んでくる別の参加者の暢気な声。 「もう行ってもいいですかな」 「ええ、どうぞ。お気をつけて」 マードックとマリューの咄嗟の機転で事態が動き始めた。 キラのインカムにカウントダウン開始が届く。 『ローエングリンスタンバイ』 『本部より現場各員へ。照射開始後は速やかに手順どおり作業を開始する事』 イザークと向かい合ったまま、情況は刻一刻と変化する。 『こいつら全員やっちゃった方が早いんじゃねーの。悪魔も人間も一緒なもんだろ』 『ウザーイ』 妙に若々しい声に、キラは一瞬眉を潜めた。 『こらっ、お前達、勝手な事をするな』 ナタルの声と共にブチッと回線が切り替わる音がして、またカウントダウンが届く。マリューやフラガを見ると、同じように首をかしげている。この見知らぬ声の犯人を知っているわけではなさそうだった。 視線を感じて顔を上げれば、エントランスに向かうイザークが怪訝な表情を見せている。女性を送るちょっとした仕草さえ洗練されているさまに悔しさを感じる。 我慢。我慢。それも後少しなんだから。 それでも消えない悔しさの原因をキラは自分で分かっていたから、それ以上彼を追わなかった。空の両手を握り締めて唇を噛む。他の参加者達をエントランスまで送る間も意識して視界に入れないようにしていた。 間もなくローエングリンの照射が始まる。 そうすれば彼は死ぬ。 ああ、早くエアカーでもリムジンでもなんでもいいから早く乗り込んでくれ。 だが、キラの願いも虚しく、人で溢れ返るエントランスは下からの爆風で吹き飛んでいた。 倒れた人々。ひび割れてなくなったガラス階段と跡形もないアプローチ。 「情況確認早く!」 マリューの叫び声と、フラガの怒鳴り声と。後は参加者の叫び声、怒声、逃げ惑う群集で、あたりはパニックになった。 「ナタルっ!?」 カウントがゼロになり、インカムにローエングリン照射を告げる天使の声が響く。吹き飛んで夜の都会が筒抜けになったエントランスからは、本当に細かい霧雨が降る摩天楼が見えていた。 上空を滑空する天使達が見える。このビルに降り立つ天使もいるだろう。キラはインカムから流れる情報を便りにビル内を探し回る。逃げ送れた参加者がいるならさっさと逃がして、自分はストライクとアグニを取りに持ち場に戻らなければならないのだ。 通路で何人かの参加者とすれ違う。会う人ごとに早く逃げるように催促して、もう一つのエントランスである中二階に向かう。 「キラ・・・?!」 思いもかけない人物に鉢合わせした。茜色の髪を揺らして不安そうな顔をする彼女を支えるのは、カレッジの同級生のサイ。必死な表情の彼女はフレイだった。 「どうして、二人ともこんな所に」 「俺達はフレイの親父さんを迎えに。そしたらこの惨事でさ。それよりお前こそ、何やってんだよ。警備のバイトなのか?」 言える訳がない。セブンスフォースの一員だって。 「お父様? どこお父様」 「あっ、フレイ! そっちは危ないよっ」 フラフラとテラスに向かってうろつくフレイ。関係者を見つけたのか、小走りで向かう。慌ててサイとキラが追うが追いつけず、彼女は霧雨の中を立ち尽くしている。テラスにあるのは動かない一山。動き回っている人影は警察関係者で、雨に濡れないように遺体にシートをかけていたのだった。 「フレイ見るな!」 「いやあぁぁぁぁ」 叫び声と涙が夜空に響き、自分の影に浸食されるフレイ。サイが慌てて支えて、壁にもたれ掛けるか、背中の影がどんどん小さくなる。 びくびくと体がはね、通常の状態ではない事が見て取れた。軽いショック症状だけではない異常事態が彼女に起きている。 「とにかく中へ運んでっ!」 異様な重さのフレイを運ぶ事は叶わず、テラスの壁に持たせかける。雨がかからないだけましだった。 「キラっ、お前その格好。・・・・・・なんで」 サイの視線がキラの着ているベストに注がれ、キラから言わずともバイトの真相がばれたことを知った。駄目押しとばかりに、フレイを支えようと駆け寄るキラの懐から転がり落ちる、光る入れ物。それが何か分からないサイとフレイではなかった。 光を失ったフレイの瞳から涙がただ溢れる。 「ごめん」 「キラは天使は守るくせに・・・・・・パパは・・・守ってくれなかったのね」 「ごめん」 焦点を無くした目で、夜の都会に向けて呟くフレイ。彼女を抱きしめるサイ。 「どうして・・・どうしてパパが死ななきゃならないの。あんなに一生懸命・・・」 謝る事しか思いつかなかった。 こんなことになるなんて思わなかった。 自分の判断が元で誰か親しい人が死ぬなんて。 僕があの時、もっと慎重にしていればフレイのお父さんは死ななかったかも知れない。 「そのままだとその女も死ぬぞ」 重く沈んだ雰囲気に一石を投じた声に、キラとサイが振り向いた。テラスをうかがうように立っているイザークだった。幸いにして二人とも面識があったから慌てて取り乱すような事はなかった。 「どう言う意味・・・」 「その女は堕ちかけている。もうほとんど堕ちているがな。悪魔となった人間が今、外にいて大丈夫なのか?」 イザークの言葉にキラははっとなった。 ローエングリン照射は相変わらず続いて、フレイがビクンビクンと震えるのは父親を無くしたショックからじゃないとしたら。何より、小さなエンジェルコアが産み出す影が異様にフレイのだけ小さい訳が、本当に彼の言うとおりだとしたら。 「動かすのは無理だろう。堕ちたら通常の数倍の重力が掛かる」 「堕ちるって? キラどういうことだ」 キラとイザークには馴染みのある言葉でも、サイにそれを現実の事として捕らえることは無理だった。まして、自分の彼女が悪魔になりつつあるのだと。 「サイ、それは・・・」 「あれっ、こんな所に悪魔見っけ」 霧雨に煙るテラスの向こうに突如下りてきた天使。三体がテラスのフレイを見下ろし、その嫌な雰囲気にサイが彼女を抱きしめる。キラは立ち上がり、見上げた。 「なんか死にそうじゃん?」 「彼女は悪魔なんかじゃありません」 面白そうに見る天使達はそれぞれに個性を持っていて、キラはナタルの通信に割り込んできた声だと気が付いた。とすれば大天使以上の天使。 「まっ、俺はいいけど。お前、奥の奴と何を話してたんだよ」 「そいつスレイヤーだろ。さっさとやっちまおうぜ」 背後で舌打ちが聞こえる。僅かな空気のゆれと共に気配が遠くなる。追うようにして、3体の天使がテラスから奥へと滑空する。フレイには手を出さずに暗がりに消えた天使と、消えたエンジェルスレイヤー。静かになった夜の霧雨が降るテラスに残された3人。 「サイ・・・」 「助かるのか? フレイは・・・もう駄目なのか?」 キラはフレイを抱きしめるサイの前でただ頭を垂れるほか無かった。キラには答えるべき回答を何一つ持っていなかった。何より、人間が魔に堕ちる現場というものをはじめて見たのだ。 3天使も加わり、ビル内を疾走するイザーク。 「逃げるなら下じゃないの、イザーク?」 それなのにイザークは閉まる上に向かうエレベータに飛び乗っていた。ちょうど下に向かうエレベータのドアも開いていたというのに。手だけ突っ込んで扉を閉めてから、わざわざ上に向かう事を選択する。 ガラス張りのエレベータからは霧雨の降る摩天楼にネオンがぼんやりと輝いている。いつもよりもずっと明るい夜。 「もしかして、あの子こと気になってるとか?」 「うるさいっディアッカ! 貴様も考えろ。奴らの新兵器はなんだと思う?」 ボタンの前、外からも中からも直撃を受けない位置に持たれて腕を組む。 「やっぱり~」 影から姿を見せる悪魔にギリッとキツイ瞳を向ける。 「やっぱ、空じゃない? 有効射程はそうだなあ、半径1キロくらい」 電子音ではない鐘の音が到着を告げて、外をうかがった後廊下に飛び出る。そのフロアに天使はおらず、急に冷えた空気と湿った風がなだれ込む。降りたばかりのエレベータのガラスが砕かれて、下からいきなり姿を現す天使達。風を切る羽音が迫る。 「随分と凶暴な天使じゃないのっ」 口笛を吹くディアッカがイザークの影に沈み、すぐさま、横を衝撃波が走る。絨毯がめくれ、壁に掛かったライトがはじけ飛ぶ。破壊された装飾品が縦横無尽に飛んでくる。いくらイザークが悪魔と契約して超人的な力を得ていると言っても、元は人間である。当たれば痛いし、刺されれば血も出る。 「エンジェルスレイヤー顔負けだ」 壁に穴を穿つ光線を避けた拍子に髪を掠めて、束ねていたリボンが焼ききれた。暗がりに銀糸が舞う。 エレベータホール前で騎士像が持っていた武器をひっ捕まえる。脇につるした銃の感触を冷たく感じる。水分を含んで広がる髪をなびかせて、屋上へと続く非常階段を上る。勿論、非常シャッターを下ろすことは忘れない。 辿り着いた屋上階の施錠を銃で打ち抜いて、肩から体当たりする。強風に雨が混じる冷気が吹き上げる、そこは屋上。視界に入る赤い非常灯と、頭上を飛び回る天使達。 上空を見渡そうと一歩を踏み出した。 「やばい。やばい、イザーク出るなっ!!」 「何っ」 悪寒。と言うより火傷のような神経に直接響く痛覚に、イザークも足を止めて戻る。空気に含まれている何かが、いや、屋内で作用しないなら目に見えない光線か何か。切羽詰ったディアッカの声と自分の状態に正体を悟る。 これかっ! 屋外でのみ作用する対悪魔兵器。霧雨を降らす上空を仰いで天使達を追う。 銃を構えるイザークが空の一点を狙う。水の粒子に反射して浮かび上がる燐光の外輪。その中心。 「ディアッカっ! アレを狙うぞ」 「無理無理。届かねえって」 言い争ううちにも近づく破壊音。 どれくらい持つ。10秒・・・いや5秒で沸騰死だろう。 「イザーク! それでか? 無理だって」 「迷っている暇はない。ハンドガンで駄目ならこれだ」 騎士像からかっぱらってきた武器。レプリカに違いないが、この土壇場で使えるような代物ではないのは百も承知。それでも、イザークは弦を引っ張って弓なり具合を確かめた。置物が持っていた装飾の施されたアーチェリーを構える。 もう直ぐそこまで羽音が聞こえ、大気が揺れる。 「ディアッカ、分かっているな!」 「まじかよっ」 外輪の中心を狙うイザーク。腕に力をこめて、矢を引くが、身体は急に押し出された。追いついた三天使が爆風共に屋外に投げ打つ。 蒸発する自らの影。うわあ゙ぁぁ―――!! 「こ・・・の・・・腰抜けがあっ」 体が宙を舞い、苦痛に顔をゆがめてもなお、イザークは矢を引いた。身体をひねり、暗雲垂れ込める夜空の一点を定める。大気の湿度と風、初速と移動ベクトル、矢に掛かる重力。そんなことなど計算せずに、夜空に放たれる1本の矢。ディアッカの魔力を受けて輝き、銀紫の尾を引いて伸びる。 上空で聞こえる爆発音、雨雲を白く覆う煙のベール。 ドサリと落ちて、勢いのまま屋上のコンクリートの上をすべる身体に先ほどまでの灼熱感はない。直ぐに弓を投げ捨てて、銃を構える。起き上がろうとして激痛のまま膝を折った。 くそっ。目が。全身の感覚が麻痺しているのか。 霞む視界に見えるのは自分を追ってきた3天使。見えなくても囲まれたくらいは気配でわかった。 「滅殺ッ!」 感覚のない手で銃を上げて引き金を引く。天使の肩を貫いて銃弾が雨空に消え、天使が振り上げる腕の先には今時珍しい剣。呆然と振り下ろされるのを見る。ネオンに鈍く光る刀身と、自分の目の前で鉄柵で防がれる光景を。上空のエアバイクから打ち込まれた鉄柵が天使と自分を分かち、武装した集団が逆に天使を取り囲んでいた。 最後にエアビーグルから降りてくる男をイザークは知っていた。今日のレセプション会場で知り合った男、クルーゼと言ったか。 「間に合ってよかった。君の母上に頼まれたのだよ」 如何にしてイザークを活躍させるかが今回のテーマだったのですが、あんまり・・・。なぜ。難しいですイザーク。この現実派ヤロウ。あまり無茶な奇天烈なことできないし。まじめだし、義理堅いし。マザコンだし。イザークが活躍できるシチュエーション求む!